
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「何を残すか」で決まる
おひとりさまの片づけ
広沢 かつみ 著
青春出版社 1,694円(税込)
人生の折り返し地点を過ぎた50歳以降。老後という言葉がちらつくようになった世代が考えたいのは、まず捨てること!…ではなくて、老後に「何を残したいか」を選ぶことです。人生の後半を身軽に生きるための、片付けヒントをお伝えしていきます。
〈書店より一言〉
“何を捨てるか”ではなく“何を残すか”今年は本書を参考に自宅の片づけを頑張ります。
(藤森悦子)
残月記
小田 雅久仁 著
双葉社(双葉文庫) 935円(税込)
「月」をモチーフに、底知れぬ想像力が構築したかつて見たことのない物語世界。不遇な半生を送ってきた男が手にした、家族というささやかな幸福。だが、赤い満月の夜、「月が裏返る」光景を見た瞬間に世界が一変する。
〈書店より一言〉
月にまつわる幻想的な3編の物語。文章が濃密で読み終えた後に余韻が残る。
(藤生裕子)
ドヴォルザークに染まるころ
町田 そのこ 著
光文社 1,870円(税込)
『52ヘルツのクジラたち』の本屋大賞作家、待望の最新刊。廃校が決まった小学校。最後の秋祭りに集う人たちの、過去と現在、そして未来が交差する。小さな町で、それぞれの人生を自分らしく懸命に生きる女性たちを描いた感動作。
〈書店より一言〉
小学校の秋祭りに集う女性を描く短編集。
ドヴォルザークの「家路」が心を揺さぶる。
(藤生裕子)
すべてを蒸したい
せいろレシピ
りよ子 著
Gakken 1,540円(税込)
切って詰めて蒸すだけで簡単ヘルシーおかずのできあがり!どんな食材もふっくら、しっとり、素材本来のうまみや甘みが引き出されて、とってもおいしい。余分な油を使わないので、体脂肪が気になる方にもおすすめ。
〈書店より一言〉
蒸し料理のバリエーションの多さにびっくり。
あした、せいろを買ってきます。
(藤森悦子)
福笑い
お正月の遊びも、次々に新しいものが出てくるが、公園には昔ながらの
福笑いは、今どうなっているのだろう、目隠しをして、目や鼻のパーツを、輪郭だけの顔の上に置いていく。目はここ、眉はその上にと、上手に置いたつもりが、目隠しをとって見ると、なんとも、おかしな顔になっている。
それだけのことなのに、大笑いしたり、
千葉県生まれ、東京教育大卒。東京、沖縄、中国を経て現在長野市在住。長野県カルチャーセンター、八十二文化財団教養講座の講師などや、SBC信越放送のラジオ番組「武田徹のつれづれ散歩道」のレギュラーを務める。