火星に住むつもりかい?
伊坂 幸太郎 著 光文社
1,600円+税
密告、連行、苛烈な取り調べ。暴走する公権力、逃げ場のない世界。現代の魔女狩りともいえる社会で我々は生きていくしかない。孤独なヒーローに希望を託して—。これは、犯人捜しではなく、ヒーロー捜しの物語。
〈書店より一言〉
タイトルからしてもう「伊坂」!伊坂幸太郎らしさ満載全開の作品です。
ランチのアッコちゃん
柚木 麻子 著 双葉社
537円+税
地味な派遣社員の三智子は彼氏にフラれ、食欲もない。そこへ雲の上の存在である部長、通称アッコさんから声がかかる。「1週間、ランチを取り替えっこしましょう」。読むと元気が出るビタミン小説、ドラマ化決定!
〈書店より一言〉
こんな上司に出会いたい!いつだって元気をくれるのは本とご飯です。
長生きするのに薬はいらない
宇多川 久美子 著 青春出版社
1,300円+税
「薬は病気を治すもの」ではなく治すのは自分自身!薬は急性の病気には有効ですが、高血圧や糖尿病は生活習慣を変えなければよくなりません。「薬を使わない薬剤師」として活動する著者による、薬に頼らない健康長寿のヒント。
〈書店より一言〉
薬に頼らない生き方があったなんて!今までの健康常識が覆りました。
作りおきで朝ラク弁当
検見𥔎 聡美 著 学研
760円+税
お弁当レシピの決定版!週末のまとめ作りで朝つめるだけの1週間弁当をはじめ、日持ちする人気おかず&お弁当のバリエーションを多数紹介。温め直しのちょこっと味替えアレンジで食べ飽きない工夫も満載。
〈書店より一言〉
「つめるだけ」なんて魅力的なことば!この本と一緒に「お弁当女子」してみませんか!?
さえずり
小鳥のさえずりに目を覚ます幸せ。うれしい春のサインである。
ヒバリの美しい囀(さえず)りはまず聞けないが、スズメがにぎやかにおしゃべりを始めればもう春である。春の季語にもなっている。
さ・え・ず・り・という響きがよく、字がまたおもしろい。口の横に付く字が難しいが、「轉」は「転」。「口」に、コロコロ転(ころ)がる「転」を組み合わせて「囀(さえず)り」。確かに、小鳥たちのかわいい囀(さえず)りは、小さな口いっぱいに、コロコロと声を転がして生まれてくる。
よくできた漢字だなと眺めてしまった。
千葉県生まれ、東京教育大卒。東京、沖縄、中国を経て現在長野市在住。長野県カルチャーセンター、八十二文化財団教養講座の講師などや、SBC信越放送のラジオ番組「武田徹のつれづれ散歩道」のレギュラーを務める。