平場(ひらば)の月
朝倉 かすみ 著 光文社
1,600円+税
50歳の青砥健将は検査で訪れた病院の売店で、中学時代に告白し振られた同級生の須藤葉子と再会する──。50歳を超えた、もう若くはない男と女の、静かに滾(たぎ)るリアルな恋を、圧倒的な筆致で描く。第32回山本周五郎賞受賞!!
〈書店より一言〉
2人が望んだ「ちょうどよくしあわせ」の景色とカバーの絵が重なって切ない。
(藤生裕子)
おつかれさまスープ
有賀 薫 著 学研
1,100円+税
その時の気分やお疲れ具合によってレシピが選べるスープ集。超簡単レシピを集めた夜スープ、栄養満点の朝スープ、気分が緩む昼スープの章にわけて紹介。日々のお疲れをスープで癒やしてはいかがでしょうか。
〈書店より一言〉
疲れた体にしみるおいしいスープのレシピ。オールカラーで見るだけでも楽しい。
(藤森悦子)
できる大人の教養
1秒で読む漢字
話題の達人倶楽部 編 青春出版社
926円+税
一生モノの漢字知識を身につける方法、教えます!本書に登場するのは誰もがつい間違える“手強い漢字”ばかり。読み間違い、書き間違い、使い間違いをしっかり防ぎながら、さりげなく教養をアピールできる“一流社会人”の必携書。
〈書店より一言〉
「大人なら読めて当然」の目次のページをめくり焦りました。勉強し直しです。
(藤生裕子)
コミック版
二十歳の原点
原作 高野 悦子 作画 岡田 鯛 双葉社
1,000円+税
今から50年前。学園闘争真っ只中の1969年に、立命館大学の学生だった高野悦子が残した日記。それは、痛々しいまでに自己を見つめた魂のメッセージだった。世代を越えて読み継がれる200万部突破の青春バイブル初のコミック化!
〈書店より一言〉
今も読み継がれる50年前の若者の日記。コミックで読みやすくなっています。
(藤森悦子)
立ちばなし
「まあ、おひさしぶり」。
道を歩いていると、良いことがある。「腰が痛くて……、ようやく出られるようになって……」と聞けば、よかった、よかったと立ち話。
若いお母さん同士の若々しい立ち話には、周りを走りまわる子どもたち。この公園、少子化とは無縁だなと楽しくなる。
無口だったご主人が、初孫の、お供になってやってくる。おぼつかない歩みに、目配りするニコニコの笑顔。思わず立ち話をすれば、声もはずみ、またもニコニコ。
千葉県生まれ、東京教育大卒。東京、沖縄、中国を経て現在長野市在住。長野県カルチャーセンター、八十二文化財団教養講座の講師などや、SBC信越放送のラジオ番組「武田徹のつれづれ散歩道」のレギュラーを務める。