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Cresson 2019年7月

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今月のおすすめ本

平場(ひらば)の月

朝倉 かすみ 著 光文社
1,600円+税



平場(ひらば)の月 50歳の青砥健将は検査で訪れた病院の売店で、中学時代に告白し振られた同級生の須藤葉子と再会する──。50歳を超えた、もう若くはない男と女の、静かに滾(たぎ)るリアルな恋を、圧倒的な筆致で描く。第32回山本周五郎賞受賞!!



〈書店より一言〉

2人が望んだ「ちょうどよくしあわせ」の景色とカバーの絵が重なって切ない。

(藤生裕子)

おつかれさまスープ

有賀 薫 著 学研
1,100円+税



おつかれさまスープ その時の気分やお疲れ具合によってレシピが選べるスープ集。超簡単レシピを集めた夜スープ、栄養満点の朝スープ、気分が緩む昼スープの章にわけて紹介。日々のお疲れをスープで癒やしてはいかがでしょうか。




〈書店より一言〉

疲れた体にしみるおいしいスープのレシピ。オールカラーで見るだけでも楽しい。

(藤森悦子)

できる大人の教養
1秒で読む漢字

話題の達人倶楽部 編 青春出版社
926円+税



できる大人の教養1秒で読む漢字 一生モノの漢字知識を身につける方法、教えます!本書に登場するのは誰もがつい間違える“手強い漢字”ばかり。読み間違い、書き間違い、使い間違いをしっかり防ぎながら、さりげなく教養をアピールできる“一流社会人”の必携書。



〈書店より一言〉

「大人なら読めて当然」の目次のページをめくり焦りました。勉強し直しです。

(藤生裕子)

コミック版
二十歳の原点

原作 高野 悦子 作画 岡田 鯛 双葉社
1,000円+税



コミック版二十歳の原点 今から50年前。学園闘争真っ只中の1969年に、立命館大学の学生だった高野悦子が残した日記。それは、痛々しいまでに自己を見つめた魂のメッセージだった。世代を越えて読み継がれる200万部突破の青春バイブル初のコミック化!



〈書店より一言〉

今も読み継がれる50年前の若者の日記。コミックで読みやすくなっています。

(藤森悦子)

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ことばのしおり

立ちばなし


   「まあ、おひさしぶり」。
   道を歩いていると、良いことがある。「腰が痛くて……、ようやく出られるようになって……」と聞けば、よかった、よかったと立ち話。

   若いお母さん同士の若々しい立ち話には、周りを走りまわる子どもたち。この公園、少子化とは無縁だなと楽しくなる。

   無口だったご主人が、初孫の、お供になってやってくる。おぼつかない歩みに、目配りするニコニコの笑顔。思わず立ち話をすれば、声もはずみ、またもニコニコ。

【執筆者プロフィル】
千葉県生まれ、東京教育大卒。東京、沖縄、中国を経て現在長野市在住。長野県カルチャーセンター、八十二文化財団教養講座の講師などや、SBC信越放送のラジオ番組「武田徹のつれづれ散歩道」のレギュラーを務める。
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