切って並べて焼くだけ!
天板1枚で、
ごちそうオーブン料理
上島 亜紀 著 学研プラス
1,200円+税
材料を切って天板に並べ、調味料をかけてオーブンに入れれば、ほったらかしでごちそうが完成!天板のまま食卓に出せるので見た目もゴージャス。毎日のおかずから、おもてなし、ピザやスイーツまで、料理が苦手な人でも思わず自慢したくなるレシピを紹介。
〈書店より一言〉
天板そのままでテーブルに出せるので片付けも楽チンというのも魅力です。
(福田梓)
人生の終いじたく
まさかの、延長戦!?
中村 メイコ 著 青春出版社
1,400円+税
「80歳で死ぬはず…」だったのに、いつのまにやら82歳に。まだまだ人生の「延長戦」は続く予感…。「延長戦」を愉しく・明るく・悩まずに生き抜くにはどうしたらいいのか――。メイコ流・明るい悪知恵を、ぞんぶんにお伝えします。
〈書店より一言〉
疲れていても「よいしょ!」の掛け声で家事をする、そんな82歳を私も見習いたい。
(降籏いち子)
山猫珈琲 下巻
湊 かなえ 著 双葉社
上巻:1,200円+税 下巻:1,300円+税
「山」と「猫」と「珈琲(コーヒー)」を愛する著者による朝日新聞・日経新聞などの連載をまとめた、デビュー10周年記念初エッセイ集。上巻はポルノグラフィティの楽曲をイメージした掌編小説、下巻は脚本コンクール受賞の未発表作品も収録!
〈書店より一言〉
大人気作家湊かなえの日常と思い出が詰まった、読むと心がほっこりしてくる本です。
(佐藤優子)
花を呑む
あさの あつこ 著 光文社
1,600円+税
とろりと甘い匂い、口から溢(あふ)れる深紅の牡丹 ―― 妾(めかけ)に怨み殺された男の怪異に、心に虚空を抱える同心木暮信次郎と深い闇を抱える商人遠野屋清之介の因縁の二人が挑む。江戸の巷(ちまた)の物語、人気「弥勒シリーズ」最新刊!
〈書店より一言〉
牡丹(ぼたん)の花に隠された事件の真相は思いもよらないものでした。
(三村美帆)
えらいでしょ
「ぼく、えらいでしょ!」と二歳の彼が仁王立(におうだ)ち。声には出さないが、ニコニコの笑顔。仁王立ちの姿全体が、「ほら、すごいでしょ」と言っていた。「スコップだってあるんだ、ぼく」。
大雪の日曜日、お父さんはザクッと大きなスコップで雪をすくい、グイッと持ち上げ、道の脇に積みあげていく。「ぼくも」と、小さなスコップですくうが、雪はビクともしない。
でも、彼はちっとも気にしない。ぴたりとフード付きのスキーウェアーに身をかため、ブーツだってはいて、ニコニコと仁王立ち。
「偉いねェー、お手伝いしてるんだねェー」と私。
千葉県生まれ、東京教育大卒。東京、沖縄、中国を経て現在長野市在住。長野県カルチャーセンター、八十二文化財団教養講座の講師などや、SBC信越放送のラジオ番組「武田徹のつれづれ散歩道」のレギュラーを務める。