どうしてわたしは
あの子じゃないの
寺地 はるな 著
双葉社 803円(税込)
閉塞的な村から逃げ小説を書いていたある日、友人から連絡をもらう。中学の頃、大人になったお互いに向けて書いた手紙を見つけたから、30才の今開封しようというのだ。本屋大賞候補作家が描く、過去と今をつなぐ感動作。
〈書店より一言〉
今のままの私で強く生きていきたい。たとえ傷ついても、誰かをうらやんだとしても。
(中山真依)
ブラック・ショーマンと
名もなき町の殺人
東野 圭吾 著
光文社 990円(税込)
謎解きのためなら手段を選ばず――“ブラック・ショーマン”こと元マジシャンの神尾武史が、殺された兄の娘・真世と共に、警察にはとてもできないありとあらゆる手段で犯人を追う!新シリーズ第1作がついに文庫化!!
〈書店より一言〉
めいと叔父がタッグを組んで、あの手この手で真相に迫る!新シリーズが待望の文庫化。
(花田星衣)
自然やせ力
運動オタクが運動やめたら−10kg!
やせ細胞を120%呼び覚ます養生
Elly 著、山本 竜隆 監修
Gakken 1,540円(税込)
誰もが本来持っている「自然にやせる力」を覚醒させるダイエット。自分の体質に合う方法で、食事、睡眠、運動など、普段の生活を少し変えるだけなので、シニアや運動が苦手な方も含め無理なく効果が出せる!
〈書店より一言〉
ダイエットの流行に踊らされないよう、自然やせ力を手に入れ、身も心も健康に!
(松本智)
「センスがいい人」だけが
知っていること
しぎはらひろ子 著
青春出版社 1,870円(税込)
洋服はたくさん持っているのに、着たい服がない。自分に何が似合うのか分からない…。そんなお悩みを持つ方のために本書は生まれました!「服飾学」の第一人者が、時代にもトレンドにも踊らされずに自分の洋服を選ぶ方法をお伝えします。
〈書店より一言〉
洋服選びに悩む、ファッション迷子さんへ贈る一冊。センスのよさは最強の武器。
(小木曽典子)
どてら
冬になると、父も母も着物で過ごしていた。仕事には背広で、帰ってくると和服。寒さがきびしくなると、父は「どてら」を着ていた。
「どてら」は漢字なら「褞袍」、綿がしっかりと入っているので暖かく、足元まであるロングサイズのダウンコートのようなもの。子どもは綿入りの「はんてん」を着て、掘りコタツに火鉢の時代だった。
暖かく、足も楽で、今もわが家は掘りコタツ。綿入れのはんてんも手放せない。はんてんは腰までなので、動き回るのに便利だし、デスクワークの時は暖かい膝掛けになってくれる。
千葉県生まれ、東京教育大卒。東京、沖縄、中国を経て現在長野市在住。長野県カルチャーセンター、八十二文化財団教養講座の講師などや、SBC信越放送のラジオ番組「武田徹のつれづれ散歩道」のレギュラーを務める。