東大生も読めない!?
やく式 難読漢字ドリル
やく みつる 著 双葉社
1,200円+税
「Qさま」(テレビ朝日)、「東大王」(TBS)で大活躍の初代・漢字王やくみつるが厳選した難読漢字75問!虫、動植物、国名・人名など「誰もここまで要求しない難読」ばかりですが、知ってると人生に少し彩りが加わるかも。
〈書店より一言〉
「斯里賈亞瓦德納普拉科特」の読み方、気になりませんか?答えは100ページをご覧ください。
(宮澤由利子)
暗約領域 新宿鮫Ⅺ
大沢 在昌 著 光文社
1,800円+税
信頼する上司・桃井が死に、恋人・晶と別れた刑事・鮫島は、孤独の中、捜査に没入していた。北新宿のヤミ民泊で射殺死体を発見した鮫島に新上司・阿坂景子は、新人刑事・矢崎と組むことを命じる――。8年ぶりのシリーズ最新作!
〈書店より一言〉
「新宿鮫」であるがゆえの同僚の死に自問しながら今日も闇に喰(く)らいつく。シリーズ待望の最新作。
(松本智)
図解 人生を思い通りに操る
片づけの心理法則
メンタリスト DaiGo 著 学研
1,100円+税
部屋、カバン、デスク、時間、人間関係…。人生すべてをスリム化する頭脳環境ダイエット。“科学的メソッド”で片づけ界にセンセーションを起こしたヒット作、待望のビジュアル図解本が登場!
〈書店より一言〉
デキる人の机はいつもキレイ。最大のアウトプットは身辺の片付けから生まれる。
(松本智)
「おやすみなさい」の前に、ほんの1分
心やすまる絶景ポエム
Good Night Books 編 青春出版社
1,600円+税
寝る前につい、スマホを見ていませんか?そこで【寝室でスマホの代わりにながめたい】をコンセプトにしたメッセージ写真集が登場!癒やしの風景写真と、心に沁(し)みる名言たちを厳選して集めた一冊です。一日の終わりにページを開くと、リラックスできて快眠を誘ってくれます。
〈書店より一言〉
出典となる作品の出版元なども詳しく掲載。気に入った言葉は原典も読みたいですね。
(宮澤由利子)
百舌(もず)
モズの鋭い声を聞くたびに、「もずが枯木でないている」という昔の歌を思い出す。
鋭い声はモズの高鳴きとも呼ばれるが、それとは全く違うかわいい声で鳴くモズを見たことがある。まるでウグイスのようにケキョケキョと鳴くモズ。ヒバリかと思うような囀(さえず)りも、ツクツクボウシのような囀りも。
囀るたびに、モズののどの辺りが、細やかに激しく震(ふる)えている。まるで百もの舌を持ち、敏捷(びんしょう)に震わせながら、鳴き真似(まね)をしているけなげなモズ。もしや、この姿に感動して、百舌という字を当てるようになったのだろうか。
千葉県生まれ、東京教育大卒。東京、沖縄、中国を経て現在長野市在住。長野県カルチャーセンター、八十二文化財団教養講座の講師などや、SBC信越放送のラジオ番組「武田徹のつれづれ散歩道」のレギュラーを務める。