他の色と重なるK版部分には、必ず、ブラックオーバープリントまたはトラッピングの処理をしてください。
イラストレーターでのブラックオーバープリントの処理は「フィルタ」を使うか、個々のオブジェクトに対して行ってください。(5.5→ペイントパレット 7.0 8.0→属性パレットから処理/色 分解設定のブラックオーバープリントでは、処理が反映されません)
当社のRIPでブラックオーバープリントの指定が有効になるにはK100%のオブジェクトのみです。 K100%未満のアミの部分には、イラストレーターでトラッピングの処理をしてください。何らかの都合により、あえてブラックオーバープリントをかけない場合はその旨を原稿ゲラに明記してください。
ブラックオーバープリントが必要なケース
ブラックオーバープリントでの注意点
新聞の印刷の場合、K=100%のオブジェクトの下の色も透けて見えてしまうことがあります。比較的大きな黒いオブジェクトで下の色が大きく変化している 場合などは、塗りにオーバープリントをかけるのではなく、トラッピングの処理をするか、細い線を作って線にオーバープリントをかけてください。
黒以外の色にオーバープリントの指定をしても、当社のRIPでは反映されません。色を混ぜる場合は画面上で確認できるようパスファインダから混色してください。
インクの総使用量
Photoshopでのインクの総使用量は250%以下ですが、黒い面積が大きい場合は220%程度に抑えてください。
Illustratorでのリッチブラックでの配色も同様です。
3Dや立体効果を出すIllustratorCSの機能やプラグインを使用する場合は特にご注意ください。
茶色、えんじ、深緑など比較的網点量が多い色は急速に黒に近づいて行くのでご注意ください。
カスタムカラー
DIC、PANTONE、TOYOなどのカスタムカラーは使用できません。
ダブルトーン
Photoshopイメージモードのダブルトーンは使用しないでください。
同様の効果はCMYKモードで表現してください。
単色広告
カラー対応(K版+2版)で入稿してください。
サカタの単色番号(OP-○○○)をお知らせいただければ、色の配合をお知らせします。
〈C100 M60〉の色の50%の色は〈C50 M30〉、30%の色は〈C30 M18〉となり10対6の比率は常に守られていなければなりません。
同一原稿内に〈C30 M60〉や〈C100 M0〉などオリジナル色の比率と異なる配色はできません。
入稿時にはアドビ社のポストスクリプトに準拠するプリンターで出力した確認用ゲラを4枚、添付してください。確認用ゲラは印刷時に色見本として使用するものです。正確な色を再現したものを入稿してください。